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信頼を失い、人間関係を切ってしまうコミュニケーションの型とは
コミュニケーション
職場でなぜか従業員同士の関係性が悪くなり、人が辞めていく。。
なんとなく、あの人が原因かも、、という感じはするものの、ベテランだし仕事はできる方だし、トラブルが起きるけど、辞めてもらったら困る。だから、ヒヤリングをしてちょっと声をかけたり、悩みを聴いたりして対処している。しかし、結局新しい人材が辞めていく、、そのことについてどのように指導したらいいか分からない
また、適切な指導をしているつもりだったのに、なぜか辞めていってしまう。。何をどう指導していったらよいか分からない。世の中の良かれと思うセミナーや講座で話を聴き、管理職自ら実践してみたり、従業員にセミナーを受けてもらい、実践してもらっているにもかかわらずうまくいかない
そういった経験はありませんか?
実は、何気なく行われている当たり前、もしくは良かれと思っている職場のコミュニケーションの中に、関係を断ち切ってしまう関わり方があることが分かったのです
信頼を失い、人間関係を断ち切る”複数対1”のコミュニケーションの型
この表現は、これまでお伝えしてきた、1対1のコミュニケーション 状況の説明+感情の言語化型:現在形です。
このワークを受けたほとんどの方が、
頼まれたほうは「相手を不安にさせてはいけないと思って、なるべく気を付けようと思う」と話されます。そして、頼んだ方も「願いを聴いてくれた時に感謝を感じる」といい、お互いに人として対等だと思う、と言われます
では、次のやり取りではどうでしょう
後で話に加わった人が、初めに伝えた人と同じお願いをしています。これを聞いた瞬間にとてもモヤモヤします
言われたほうは
●何だか、責められている感じ
●二人で言わなくてもいいのに
●この人も思っていたの?なんでもっと早く言ってくれなかったのか!
●素直にいう事を聞く気がしなくなってきた
●悪いことをしたのかな
と話されます
そして、伝えた方は
●願いを聞いてくれて当たり前
●ちゃんとしない方が悪くて、私たちの方が正しい
●言うことを聞いてくれないとイライラする
となり、例え願いをかなえたとしても、感謝は生まれず「あたりまえ」となり、しかも人として対等な感じではなくなります。
これは、内容関係なく、2人目が良いか悪いかのジャッジをする人になってしまうということが起きるからです。また、複数側のルールに相手を従わせようとする気持ちになり、従わなければストレスを感じるようになります。さらに悪いことに、上下関係が出来てしまい、対立を生み出すことになるのです
※契約上の規則などに関しては複数でもオッケーです
つまり、”複数対1”のコミュニケーションでは、伝えている内容よりも、その型によって争う形になり、信頼が無くなると同時に、関係がぷっつりと切れてしまうという事なのです。
しかも一度失った信頼と関係はなかなか元に戻りません。もう、離れたい、離れるしかない!と思うようになるのです。
怖いですね(>_<)
私はこれまで多くの従業員の相談を受けていますが、『辞めたい』と言われる原因の多くがこれだったのです
したがって、これまでの色んな従業員同士のトラブルや離職の問題は、これが原因である可能性が非常に高いと考えられます
これが原因だとすると、今までの対策ではうまくいくはずがありません
できるだけ早く対策をとることをお勧めします
まだまだ、複数対1の怖いコミュニケーションの型はあります。次回は、同じ複数対1のコミュニケーションではありますが、伝書鳩のように誰かの代わりに伝えるコミュニケーションの型の影響についてお話をしたいと思います
研修のおすすめ
このコミュニケーションの型の怖さを従業員全員が理解し、正しく1対1のコミュニケーションの型を実践できれば、離職率は大幅に減少すすることが予測されます
この研修はすでに、カウンセリングや個人セッション、企業セミナーでも実際に行っており、大反響を得ています。このコミュニケーションの型を社員が身につけるだけで、健康経営を実現することができます
研修のお問合せはこちらhttps://laraport.jp/eap/eap-contact/
※このコミュニケーションの型のセミナーは、SSD理論を研究されている、山口純子氏(日本女性心身医学会会員、Spinal signal Decoding学会 会長)の指導のもと、開発いたしました。https://www.yamaguchi-junko.com/
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身体に表れている症状を解読することで問題の対策や予防など、必要なアドバイスを行います
カウンセリングと身体の解読(Spinal Signal Decoding)の技術をつかったコンサルテーションです
スピリチュアルや占いではありません。膨大なエビデンス(統計)に基づいた解読です