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職場でより良い人間関係を築く、コミュニケーションの型③

コミュニケーション

職場でより良い人間関係を築く、コミュニケーションの型③

職場でより良い人間関係を築く、コミュニケーションの型③とは

状況の説明+感情言語化型:過去形
不安な状況について、こんなことがあって「それが不安だった」などと、状況の説明と感情の言葉を過去形で話す

皆さんは、こんなやり取りの経験はありませんか?

過去の出来事で、自分がどんなに嫌で我慢していたのか、相手に分かってもらいたい一心で

「あの時~されたことが、嫌だったのよ!」

こう伝えると、たいていが

「いや、私(俺)だって、あの時は~だった!」

と、争いになります

関係性が近い間で起きがちなやり取りです。しばらくして争ったことが薄れてくると、今日こそは分かってもらおうと、また同じやり取りを繰り返してしまい、ケンカになってしまいます。喧嘩をするつもりはなく、ただただ分かってもらいたいだけなのに、なぜかいつも争いごとになってしまいます
これは、カウンセリングでの相談でもよくあることで、親子の間で起きている悩みの大きな一つでもあります

職場だと、パワーハラスメントや上司のメンタルダウンでの相談に多い悩みです
いったい、どんなことが起きているのか、下記のイラストのセリフを声に出して読んでみたり、誰かに言ってもらうと体感していただけると思います。

どんな感じがしましたか?なんだかモヤ~としませんでしたか?

何が原因か、お気づきでしょうか?で、感情の言語化の大切さをお話しているので、「感情」がポイントだということはお分かりだと思いますが、ここで、大きな違いは「感情」が『過去形』になっていることです

これは、『不安だった』と過去の出来事として伝えてしまうと、伝えられた方は、まるで「すべての不安な状況を引き起こしたのは、あなたの責任です!」と言われた感覚になり、困惑したり「いまさら言われても」と怒りを感じてしまうということなのです

現在形で伝えられた時は、不安に対して心からサポートしようという気持ちが起きたにも関わらず、ただ過去形になっただけで、「え?」「私が原因なの?」「なぜ、早く言ってくれなかったのか!」と、腑に落ちず怒りのような感情が沸き起こり心穏やかではありません

さらに、不安だったと伝えた方が被害者で、伝えられた方が加害者の関係になってしまいます。上司は加害者ではないのに加害者扱いされた感じになってしまい、良い気持ちはしません。そのまま、怒りとなりパワーハラスメントにつながったり、怒りを抑えることでメンタルダウンしてしたりしてしまいます

このように、感情を過去形で伝えてしまうと、争いの火種となってしまうだけでなく、関係性や心身の不調を招いてしまうということなのです


まとめ
●困っている時の感情をぬいた状況説明お願い型のコミュニケーションは、対人関係が上手くいかなかったり、体調不良を引き起こす可能性がある
●感情を言語化(現在形)したコミュニケーションを行うことが、良好な関係性を築き仕事もうまくいくだけでなく、健康でさわやかに生きていくことが出来る

 

如何でしたか?

次回は、関係性を切ってしまうコミュニケーションの型『複数対1のコミュニケーションの型』についてお伝えします

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身体に表れている症状を解読することで問題の対策や予防など、クライアントに必要なアドバイスを行います
これまでのカウンセリングの経験と、身体の解読(Spinal Signal Decoding)の技術をつかったコンサルテーションです
スピリチュアルや占いではありません。膨大なエビデンス(統計)に基づいた解読です。

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