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職場でより良い人間関係を築く、コミュニケーションの型①
コミュニケーション
ら・らぽーとでは、行動療法に基づいた『人間関係が上手くいき、身体も健康になっていくコミュニケーションの型※』の研修を実施いたします
世の中では、健康経営に関わる、メンタルヘルスケアや職場のコミュニケーションの研修などが色んなところで実施されています
しかし、こうやって沢山の研修が行われているにも関わらず、年々離職者や休職者、精神疾患に罹る方が増えてきています
研修の多くが「捉え方の問題」を指摘し、それを変えて「感情を変化」させるという内容です。しかし、頭で理解できても実際に実行することが出来ていないのが理由かもしれません。その場になると試すことができなかったり、試してもなかなか感情が変わらなかったりして、結局うまくいかないということが起きているのではないでしょうか。
弊社でも、これまではそういった研修を何年も行ってきました。しかし、「分かりやすかった」とは言ってもらえるものの、「その場になったらできないかもしれない」と言われることも多かったのです
そんな中、ら・らぽーとでは、物事の考え方のクセや感情を変えたりせずに、感情を言語化していくという行動療法に基づいた『人間関係が上手くいき、身体も健康になっていくコミュニケーションの型※』の研修を開発することができました!
この研修はすでに、カウンセリングや個人セッション、企業セミナーでも実際に行っており、大反響を得ています。このコミュニケーションの型を社員が身につけるだけで、健康経営を実現することができます
研修のお問合せはこちらhttps://laraport.jp/eap/eap-contact/
※このコミュニケーションの型のセミナーは、SSD理論を研究されている、山口純子氏(日本女性心身医学会会員、Spinal signal Decoding学会 会長)の指導のもと、開発いたしました。https://www.yamaguchi-junko.com/
人間関係が上手くいき、身体も健康になっていく行動療法を基にした『コミュニケーションの型』とは
皆さんは、一緒に働く仲間に対して、不安な状況を伝える時にどのような伝え方をしていますか?
恐らく下の3つの型に分かれるのではないでしょうか
①状況説明お願い型(感情言葉なし)
不安な状況を分かってもらうために、状況の説明を具体的に話すが、感情の言葉は使わない
②感情の言語化型:現在形
不安な状況と、そのことが不安であることを「〇〇が不安なの」と伝える
③感情の言語化型:過去形
不安な状況について、こんなことがあって「それが不安だった」などと、状況の説明と感情の言葉を過去形で話す
①状況説明お願い型(感情言葉なし)
不安な状況を分かってもらうために、状況の説明を具体的に話すが、感情の言葉は使わない
人は、困っている状況を詳しく説明されると、聴き手の方は何とか解決してあげなければ、どの方法が一番いいのだろうかと『責任』を感じて一生懸命考え、何かしらアイデアを伝えたくなります。
伝えられた情報から、あらゆる方法を考えてあれこれと伝えたくなり、本人がすでにできていることや精一杯頑張っていることなど、必要のないアドバイスまでしてしまいます。
また、逆に、これまで伝えてきたのになぜ理解できないのかと「もっと考えろ」「なぜこれだけ伝えたのに分からないのか」「ちゃんと聞いていたのか」とつい語気が荒くなってしまい、悩んで不安でいっぱいの部下にプレッシャーを与えてしまうということもあります
その結果、相談した側は、不安な気持ちを分かってもらいたいだけなのに、「もっと頑張れ」と言われているようで辛くなり、関係性が悪くなったり、ハラスメントと勘違いしたりしたり、また、上司としてはそういうつもりは全くないのにパワハラ呼ばわりされたりして、精神身体的な病気になってしまうこともあるのです。休職や離職も、それらのことが原因と言うことも多いようです
続く
次回は②感情の言語化型:現在形について