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信頼を失いやすいコミュニケーションの型(伝書鳩…)とは②

コミュニケーション

信頼を失いやすいコミュニケーションの型(伝書鳩…)とは②

職場でなぜか従業員同士の関係性が悪くなり、人が辞めていく。。

前回お伝えしたように、複数対1のコミュニケーションは人間関係を切ってしまう怖い形と言うことは理解して頂けたと思います。今回は、目の前は相手一人であたかも1対1のコミュニケーションのようですが、伝える内容によっては、複数対1のコミュニケーションの型になってしまうことがあります。

今回はそのような一見1対1のコミュニケーションに見えて、実は複数対1のコミュニケーションなので避けてほしいパターンをご紹介します

1,良かれと思って伝書鳩のように別の人に伝える

2,他の情報(本、動画、人など)を使って話す

まさか!この形も複数対1のまずいコミュニケーションの型なの?と驚かれる人が多く、研修でも大変ざわつき、盛り上がる(笑)内容です

1,良かれと思って伝書鳩のように別の人に伝える

伝書鳩コミュニケーションの型

Aさんが、BさんからCさんへのお願いを、良かれと思って伝書鳩のように届けるコミュニケーションの型です。このコミュニケーションでは、伝えられた方は、内容よりも伝書鳩のように届けられた型にとても不快感を感じ、信頼関係が崩れます。複数で説得されることになるからです

さらに、厄介なのは、伝えてとお願いしたAさんと伝えたBさんは二人とも、相手(Cさん)がいう事をきいてくれないととてもストレスを感じやすいということです。ですから、どうしてもいう事を聞かせたくなり、威圧的な衝動に駆られてしまいます。会社の契約上の決まりであれば、複数で説得しても問題ないのですが、そうではないことに関して複数で説得してしまうと、支配のコミュニケーションになる可能性があります。説得されたほうは、内容よりも複数で説得されているというコミュニケーションの型によって、恐怖や不快感を感じてしまい、関係性が壊れかねないという訳です

また、ここで注目したいのは、『良かれと思って』他の人に伝えているということです。このコミュニケーションは必ずと言っていいほど関係性が壊れたりこじれたりしますのでやってはいけないのですが、本人は、良いことと思っているので、残念ながら進んで『伝書鳩コミュニケーション』を行ってしまうという人が大変多いのが現状です

よくやりがちなのが、良かれと思って、上司が間に入って従業員のお願い事を伝えてしまうというケースです。これは、この型によって気づかないうちに信頼関係を損なう可能性が高いので、十分注意が必要です。

このイラストは、上司に呼び出されて注意を受けますが、伝書鳩のような伝え方をしてしまった例です。伝えられた従業員は、その上司に不信感を抱き信頼関係が崩れたり、次の日から周囲の目が怖くなり会社に行けなくなったという事例です。契約上のことでなければ、嫌だと感じている本人が直接お願いをする必要があります。

安心・安全な職場環境である為には、気持ちの伝達をお願いされた場合(契約上の決まりに関することは複数でも大丈夫です)、1対1のコミュニケーションが必須です。上司が立会いの下で当人同士が1対1のコミュニケーションを行うことでうまくいったケースもあります。普段から1対1のコミュニケーションの型(感情の言語化:現在形)を行い、『伝書鳩コミュニケーションはしない』という約束事として決めておくことで、気づいたときに声かけやすいと思われます。

その他、何故か職場の居心地が悪かったり、仲間が好きになれなかったりする原因もこの伝書鳩コミュニケーションかもしれません。離職や休職に繋がるケースなので、本当に気を付けたいものです。

※この伝書鳩コミュニケーションを行うと歯周病になるというエビデンスが報告されています。

次回は『2,他の情報(本、動画、人など)を使って話す』についてです。


研修のおすすめ

このコミュニケーションの型の怖さを従業員全員が理解し、正しく1対1のコミュニケーションの型を実践できれば、離職率は大幅に減少すすることが予測されます

この研修はすでに、カウンセリングや個人セッション、企業セミナーでも実際に行っており、大反響を得ています。このコミュニケーションの型を社員が身につけるだけで、健康経営を実現することができます

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